会 場 万才保育園 遊戯室
出演者 竜王道場生卒園児の父兄
その話は突然やってきた。
万才保育園では卒園式後の謝恩会に、父兄の中で歌や合唱、寸劇などを行うのが通例となっている。
竜王道場生の卒園児は7名おり、その父兄の中から「謝恩会の出し物に平安2段の団体形をやりたい」という大胆な意見がでたのだ。2週間前の急な決定に多少の不安はあったが、ママさん方はやる気満々。「やるからにはすばらしい演武にしよう」と気持ちを一つにして、まずは家で子供に形を教えてもらう。翌週、稽古終了後に形を合わせてみると、以外？にも皆のできばえに驚かされる。毎週、子供の練習風景を見ている為、目が肥えているようだ。そして何よりやる気がいい。子供の前で演武して、「おかあさん、下段払いはこうだよ！」と、いつもと逆転の光景がほほえましい。結局、本番までたった2回の合同練習を精力的にこなし、準備は万端。
平安2段の演武。未経験者とは思えない、なかなかのでき！
謝恩会当日。なぞのストレッチマンこと、新海先生のテンポの良いリズムカルな司会に会場が沸く。まずアリゴリズム体操。空手ママさんの道着姿のアリゴリズム、「パッチン、パッチン、ガシンガシン！」がきまってました。
いよいよ、形の演武。太鼓の号令のもと、「平安2段」が始まった。子供たちも、他の父兄もこの目新しい余興にいっせいに注目されている事がよくわかる。練習甲斐あって、すばらしい演武に会場から拍手喝采！。続いて私も一父兄として、個人形を演武させて頂く。最後に先生方に感謝の言葉を贈り、大成功のうちに演武は終わった。みな達成感からくる、充実感が感じられ、やって良かったと思った。園長先生や先生方、園児、父兄からも大好評の言葉を頂けたこともうれしかった。
ママさん方、本当にご苦労様でした。子供たちにもその頑張りが伝わり、良い刺激になった事と思います。
あと新海先生のナイスな司会にも感謝したい。